名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-09-26から1日間の記事一覧

馬も婆もかわいそうだな

元禄5年2月27日。昼、小さな火事があったと。丑の刻(午前1時)、御園筋堀切から南へ二軒目東側鈴木又四郎の台所から火が出て、厩に火が近づいた。馬は大いに驚いて逃げ出そうとするが、門に固く鎖がしてあり逃げ出せなかった。火の中でいななきながら…

最近霰って見てないなあ

元禄5年2月25日。午時(午前11時)、霰が少し降る。

しっかりしろ、文左衛門

元禄5年2月24日。空は暗く、細かい雨が降る。東風が吹き荒れて梢が鳴る。未の刻(午後1時)、小さな地震があったと。しかし文左衛門は気づかなかった。

紛らわしい

元禄5年2月23日。朝、味噌を蒸す煙で視界が遮られ火事だと騒ぎになる。

確かにこの連続火事は怪しいなあ

元禄5年2月22日。子の刻(午後11時)、鍛冶屋町から火が出る。丑の刻(午前1時)、御園町で小さな火事がある。

早く手を打たないとみながパニックになってしまう

元禄5年2月22日。晴、酉8分(午後7時近く)坤(南西)の方角に火の手があがる。文左衛門が走って見物に行くと、煙が空を覆い火の粉が空を舞っていた。屋根に上る者もいれば、大団扇であおぐ者、円座でつむじ風を叩く者、燃え上がる炎に水をかける者も…

小さくても火事は困る

元禄5年2月21日。白昼、納屋裏で小さな火事がある。

今まで気づかなかったのですか、文左衛門さん

元禄5年2月21日。申刻(午後3時)、渡辺覚右衛門僕がやって来て言うには、以前文左衛門が留守にした時に長屋の鎖を解いて中にあった文左衛門と仲間と2人のものが盗まれたと云々。肌着・綿入・夜着・鼻紙袋などが盗まれた。

災害時のデマには気をつけよう

元禄5年2月16日。午8分(午後1時近く)、どこかの大馬鹿者が言い出したのか火事だと人が集まる。そのため往来の人であふれかえる。しかし、火元がどこだかわからず、西からやって来た者は東だと言い、東からやって来た者は西だと言って走り回っていた…

火から目を離してはいけない

元禄5年2月15日。巳の刻(午前9時)、萱屋町突き当りの町屋から火が出た。しかし、未(午後1時)にはすっかり燃えてしまいおさまった。食事の用意をしていた時、塩を買いに出た隙に火が燃え移った。

大きな勘違い

元禄5年2月14日。昼、火事だと大騒ぎになり人々が走り回る。しかし、どこが火事かわからなかったと云々。後で聞くと、台蔵寺で茅屋根を葺いており、かけ声のはりよはりよが火事よ火事よと聞こえたと。

2月12日の天気です

元禄5年2月12日。雨が降る。

寒い時期の夜中の火事とは大変だ

元禄5年2月8日。子の刻(午後11時)になろうとする頃、山崎村坂の下より火が出て、1町(1町は約100メートル)ほどが焼ける。

あれ、切り殺されたのでは

元禄5年2月8日。大坂屋伝兵衛の女は請人がなかったので牢に入る。

1月25日の事件にからんで

元禄5年2月6日。彼岸の入りで雨が降る。この度は真福寺俗には大須で見世物、操り、辻狂言は行われず。実は演じ手どもが先月牢に入ったため。

相手にされないからと逆恨み、現代に通じる

元禄5年2月3日。本町下西側に薬店大坂屋伝兵衛という者が住んでいた。4,5年前、ここに濃州岩村の小間物売りが遠州新城の女を奉公人として預けていた。しかし、この女の請人は3年前に死んでしまい、その後請人はいなかった。又、奥州仙台の30になる…

我慢の限界だ

元禄5年2月4日。宇津木弾右衛門が操りを見るために若宮へ連れ立って出かける。連れは2人とも4人とも。くぐり戸をくぐり席に座ると、中小姓らしき者3人もやってきており、分六という1人が弾右衛門の刀の鞘を踏みつけた。そして弾右衛門が振り返り、踏…

連日の雨

元禄5年2月3日。朝、雨が降る。

節分の日の天気です

元禄5年2月2日。雨が降る。