名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

確かに80での転勤は今でも稀なこと

元禄8年5月5日。
雨が時々降る。
文左衛門は兵右へ行き対面し、六郎左へ行き帰宅する。
他には挨拶に出かけず。
これは源右衛門の考えを配慮してのこと。
気にしなくてもいいかもしれないが、源右衛門の考えに従う。
寺尾与左衛門、市村伝兵衛が25石で御弓衆に召し出される。
服部彦助が伏見御屋敷奉行に役替えとなるが、年が80ではとても稀なこと。
近頃、堀治部右衛門屋敷に泥棒が入る。
家財をたくさん盗み去る。
世間では色々な噂が流れる。
噂では、治部右の女房は縛られたとも、あるいは犯されたとも。
その他にも家内の輩は縛られ、ほとんどが乱暴されたとも。
どうやら嘘のようである。
泥棒は後に見つかり、詳しく調べられた。