名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

あの生活苦の平岩伝太夫

元禄8年4月22日。
申刻(午後3時)前、平岩伝太夫が改易となる。
江戸・京へは入国禁止とする。
兵右衛門足軽が清須まで送って行く。
まるで追放のようであった。
兵右はこのことを知らず、それを恥じて逼塞を老中まで願い出るが、そこまでのことはなかった。
両小頭は逼塞となる。
親族に会うことができるが、他人には会うことはできず。
売物も呼び入れず。
政之右・弾七も昼は外には出ず。