名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

怪奇現象だ

元禄7年10月23日。
晴天。
文左衛門は見廻りに忠兵へ行く。
先ず内室(夫人)に会い、酒などをよばれる。
その後で忠兵に会う。
この度の御太刀などを見せるため文左衛門に鎖を開けさせようとするが、どうしても開かなかった。
今朝まですらすらと開いたと、忠兵自ら開けようとするが開かなかった。
忠兵が言うには喪中の愚妻と酒など飲んだせいだと。
不思議なことであった。