名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

紙に当たればOKなんですね

元禄7年10月22日。
曇。
下屋敷で御弓の衆が人形を射る。
もっとも征矢(戦場で使う矢)を用い、50間(1間は約1・8メートル)、25間共に4本ずつ射る。
5尺、7尺(1尺は約30センチ)の紙に人の黒い形を大きく描く。
絵師円助がこれを描く。
白紙のところに当たっても全て当たりとする。
50間では当たりも外れもあった。
この夜、雨が降る。

せっかく描いた人形の形って意味がないのでは。