2022-11-18 女の正体はいかに 鸚鵡籠中記 元禄7年3月5日。近頃、加藤源太左衛門のところへ密かに兵を乗り越え入る女がいた。柿羽織が怪しんで翌夜に窺っていると、果たしてその女が塀を乗り越え出て行った。大田紋太夫が御預けと言うが間違いである。