名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

女の正体はいかに

元禄7年3月5日。
近頃、加藤源太左衛門のところへ密かに兵を乗り越え入る女がいた。
柿羽織が怪しんで翌夜に窺っていると、果たしてその女が塀を乗り越え出て行った。
大田紋太夫が御預けと言うが間違いである。