宝永４年１２月３日。辰半（午前８時）過ぎ、地が震え、少し揺れる。午８刻（午後０時半過ぎ）、激しく地が震え、少し揺れる。大地震以来これほどの知の震えはなかった。

宝永４年１２月３日。辰半（午前８時）過ぎ、地が震え、少し揺れる。午８刻（午後０時半過ぎ）、激しく地が震え、少し揺れる。大地震以来これほどの知の震えはなかった。

宝永４年１２月２日。昼過ぎから文左衛門は武右へ出かけ、源右・元右・善兵と口米の帳面を確認する。成瀬隼人正ははなはだ困窮していた。３５、６匹の馬を１５匹に減らすと云々。家中へも５分ならし（５％）で１００石について５石ずつ与えると云々。出雲守…

宝永４年１２月１日。近頃、間嶋松沢に尾張に戻るようにとの命令がある。このことは近頃町奉行松野河内守の家で申し渡し渡された。その方のことは内々に公儀にお目見を仰せ付けられるところであったが、不届きがあったのでお目見は叶わなかった。公儀側衆の…

宝永４年１２月１日。薄曇。宝永４年１２月３日。午刻（午前１１時）、黒雲が一筋坤（南西）から艮（北東）に向かって橋を架けたようにたなびいたと天野信景が話していた。宝永４年１２月４日。今朝、薄曇。東の黒雲は見えなくなる。５日も同様で、その後も…

宝永４年１１月２９日。酉半（午後６時）、火事だと。大曽根で少し町屋が燃え上がるが、すぐにおさまる。

宝永４年１１月２８日。酉半（午後６時）、地震がある。亥（午後９時）前、少し揺れる。文左衛門の家で２０両の頼母子会を行う。木村九郎左が得る。４両は瀬左へ落ちる。

宝永４年１１月２７日。寅刻（午前３時）、少し地震がある。申（午後３時）過ぎ、文左衛門は瀬左へ出かける。加兵の頼母子のくじをここで行い、平岩伝右が得る。酒・吸物などを頂く。戌（午後７時）過ぎに帰る。瀬左・八郎右・半九・加兵・文左衛門のそれぞ…

宝永４年１１月２６日。昼前に地震がある。子刻（午後１１時）、地震がある。

宝永４年１１月２５日。巳（午前９時）前、文左衛門は瀬左での頼母子に出かけ、都筑伝左衛門はくじを渡辺八郎右にもらって得る。吸物・酒などを頂く。文左衛門は役料米を理左衛門に売払う。１両で８斗２升４合。買留は３分、1両で８斗４升。

宝永４年１１月２４日。戌半（午後８時）、地震がある。丑（午前1時）過ぎ、地震がある。文左衛門は源太左へ頼母子会に出かける。酒・吸物などを頂く。２０両は朝比奈宇右衛門に落ちる。

宝永４年１１月２３日。戌半（午後８時）、大きな地鳴りがする。夜、少し揺れる。日門様が鳴海に泊まられる。小田原にこの夜佐藤善次右衛門が泊まっていた。１晩中雷が鳴っていたが、この雷というのは地鳴りで本当の雷ではなかった。この音は大きく、地面が…

宝永４年１１月２２日。亥刻（午後９時）、少し揺れる。寅（午前３時）過ぎ、小さな地震がある。

宝永４年１１月２１日。木綿問屋久左衛門が追放となり、親と子は所払いとなる。妻は離別する。

宝永４年１１月２０日。申半（午後４時）、大きな地鳴りがする。

宝永４年１１月１８日。佐藤金左衛門の最期の詮議が杢右（ママ）のところでの行われ、偽るようであれば町奉行に渡すと云々。このため残らず白状すると云々。

宝永４年１１月１８日。申（午後３時）頃、頼母子のくじが行われ、源太左と政之右に落ちる。源太左・宇右から１両２分金を出す。これは昨年の親なし頼母子の元金を返すもの。文左衛門と瀬左は２分、加兵・真野都は１分ずつ得る。来年、また１両２分を２人は…

宝永４年１１月１５日。明け方、地鳴りがする。

宝永４年１１月１４日。寅刻（午前３時）、地鳴りがする。

宝永４年１１月１２日。真鍋茂大夫が病気願いにより役を解かれる。５００石の内３００石は召し上げとなり、馬廻りとなる。茂大夫は江戸において本寿院様から大分と金を下されていた。お気に入りのため自分では勤めを続けたかったが、表の役人などがこのこと…

宝永４年１１月１１日。申半（午後４時）、地震がある。寅刻（午前３時）、地震がある。

宝永４年１１月５日。子半（午前０時）、地鳴りが鳴り響き、少し揺れ、続けざまに２度地鳴りが鳴り響く。

宝永４年１１月３日。酉（午後５時）、地鳴りがして地が動く。寅（午前３時）頃、少し揺れる。

宝永４年１１月１日。晴。西風が吹く。宝永４年１１月２日。晴。朝、屋根の上に霜が薄くおり、氷も薄く張る。寒い。宝永４年１１月４日。日が暮れて間もなく、東北の雲の間に激しい稲妻が光る。服部源兵衛は上条へ漁に出かけるが、申（午後３時）頃から東北…

宝永４年１０月３０日。昼過ぎ、大きな地鳴りが響き渡る。

宝永４年１０月２９日。夜、１、２度地鳴りがする。

宝永４年１０月２８日。夜、１、２度地鳴りがする。寅刻（午前３時）、地震がある。近頃、枡屋町の木綿問屋久左衛門がかなり借金をし、江戸へ行って謝ったが許してもらえなかった。その後、江戸の町人が差紙（召喚状）である八判を取り、尾張へ寄こした。こ…

宝永４年１０月２７日。寅刻（午前３時）、地震がある。

宝永４年１０月２６日。申半（午後４時）少し揺れる。

宝永４年１０月２５日。夜が更けて地鳴りがする。