名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今も昔もコネ社会

宝永5年5月22日。
この頃、石黒一音が死ぬ。
6、7日前、石黒三郎左衛門知行の内500石を美濃で替地の願いの通り下される。
これは石黒善十郎の知行であった。
神君500石の御朱印で野年貢(小物成)まで下されると云々。
この野年貢は高にすると多かったので、昨年よし山の年貢米は80石であった。
このため今度も500石のほかに野年貢米80石を下される。
これは200石加増されたようなもの。
三郎左衛門子の舅石河兵庫の篤家を借りて願い出ており、すぐに上手く願いが通ったとように思われる。