2024-03-10 今も昔もコネ社会 鸚鵡籠中記 宝永5年5月22日。この頃、石黒一音が死ぬ。6、7日前、石黒三郎左衛門知行の内500石を美濃で替地の願いの通り下される。これは石黒善十郎の知行であった。神君500石の御朱印で野年貢(小物成)まで下されると云々。この野年貢は高にすると多かったので、昨年よし山の年貢米は80石であった。このため今度も500石のほかに野年貢米80石を下される。これは200石加増されたようなもの。三郎左衛門子の舅石河兵庫の篤家を借りて願い出ており、すぐに上手く願いが通ったとように思われる。