2024-02-25 今と違って変動相場 鸚鵡籠中記 宝永5年2月10日。この日頃、荒川次郎九郎が立太子の使いとして京へ出発する。近頃、銭売買の定めと大銭(10文銭)のこともあり、名古屋でもにわかに銭が高くなる。1分で1貫20文ほどがこの日の相場であった。