名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

泥棒話が2件

元禄14年2月27日。
申刻(午後3時)前、盗人が佐藤岡右衛門の長屋に入る。
櫛の道具を盗み去る。
僕が盗人だと叫びながら追いかけ、野呂忠左衛門側の辻番がこれを捕まえる。
児玉の時と同じように、岡右衛門僕が縄を持って番をし、辻番所に置く。
(中略)
翌明け方、盗人を届ける。
大津町片端の堀に懸硯箱(今の金庫)があった。
これは七間町の町人が盗まれたもので、中には反古(ほご紙)が入っていた。