名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

文左衛門さん、ベタ褒め

元禄10年5月1日。
文左衛門は白与加平の子・相政の子・鈴平次と一緒に新尾頭へ出かけ、操りを見物する。
演目は伝授小町。
曲は岡本文弥
かんおくり(神送り)などの説教に似たものであった。
本当に竹元義太夫は後世に語り継がれるような人物であるが、松本治太夫はそれよりも素晴らしかった。
太夫は橘町の操りに出ており、この日でお終いであった。