名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

弱い者いじめじゃないですか

此節の米相場は1両で1石5斗6升3合換え。
古米白は100文ににつき2升。
小売の新米白は100文につき2升7夕(合?)。
餅米白は100文につき1升6号
この通りの相場の為であるので(諸色)値段を引き下げるようにとの御触がある。
11月8日よりうどんは15文、春日野(汁つきの茶漬け)は45文、あまさけは5文、豆腐は1丁5文、2丁9文、あふらあげは2ツ3文。
小牧町味噌屋某が御触のことで屋敷役所へ出かけ、私どもの商品は米の値段が高い頃に作ったので下げることはできないと言った。
すぐに役所から町同心が出かけ、この者の蔵に封印をつけ、米の値段が上がるまで売ることを禁じると言い渡したので大いに困ったと。