名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2023-02-09から1日間の記事一覧

6月30日の天気です

元禄10年6月30日。薄曇。午(午前11時)前に霧雨となるが、その後晴れる。

情報求むってところ

元禄10年6月29日。夜、大久保見町で付火がある。伝駅の高札にこのことを掲げ、これを探る。

人の住んでいない家って放火の標的になりやすい

元禄10年6月27日。巳刻(午前9時)、法花寺町下の廃家が焼ける。午(午前11時)前、人々が騒ぎ立てる。

日頃の行いがこういう時に出るんです

元禄10年6月21日。家城定右衛門・安藤三右衛門が罪がなかったので許される。三右衛門は元通りに勤める。定右衛門は何をしてもなおざりであるのでしばらく逼塞となる。

そっとしておいた方がよかったようだ

元禄10年6月19日。津候御使役本条文右衛門が谷加兵衛のところで自殺する。文右衛門は子を亡くし、悲しみに暮れていた。加兵衛は文右衛門と縁のある家であったので、文右衛門を招いて饗を設け、その悲しみを慰めようとした。しかし、厠へ行って自殺して…

これこそ乱心

元禄10年6月18日。近頃、堀川車町で下材木町紺屋の子が伊勢町角粉屋の豎子(じゅし、若者)を小刀で切り殺し、自分も口の中を突いて死ぬ。乱風(乱心?)が原因でこの如く。近頃、内藤左平の軽卒が出奔する。以前隣家に盗みに入り、物を盗んだのが露見…

男女の仲のもつれだな

元禄10年6月17日。須永市左衛門の家宰(おとな、家の中を取り仕切る役目の人)が主人の乳母を誘い、闇之森へと出かける。女を刺し殺して自殺しようとするがうまくいかず。すぐに捕らえ、牢に入る。22日のこと。

ふらふらと山車の前にでも出たのか

元禄10年6月16日。祭礼が例年通り行われる。大公と津侯(松平義行)が御覧になる。志賀村の老女が本町で大久保見町の車福禄寿にひかれ、足を折るが死ぬことはなかった。

6月12日の天気です

元禄10年6月12日。曇っているが、時々日がさす。夕暮れに雨が降り、しばらくして止む。

仮遷宮は仮の御殿に神体を移すことです

元禄10年6月8日。雨が降り、午(午前11時)前後は大雨となる。後に止むが、また細かい雨が降る。11日亥刻(午後9時)、二之宮大県宮(大縣神社)で仮遷宮が行われる。

こりゃ、怒られますね

元禄10年6月6日。夕暮れ、冨永内左衛門が加藤三十郎を呼んで、公の激を言いつける。先頃、盗人を捕まえたが逃がしてしまった。このため内左衛門は三十郎に遠慮を告げる。蟄居はこの日から15日まで。

この頃、江戸でも御賄が同じようなことになっています

元禄10年6月6日。この日、御賄安藤三右衛門を名古屋で評定所の中へ放り置く。