名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

絵にかいたような悪党たち

元禄9年11月5日。
曇。
近頃、遊女を屋敷に置いていた者が多く捕らえられる。
もしくは妻子に番を付けた者もあった。
女も多く牢に入る。
また、奈屋あたりの悪党らが橘町で狂言を行った役者を招いた。
淫女(みだらな女)にその心を奪わせ、博奕を始めた。
狂言で儲けた金銀を残らず取り上げたと。