名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

年末らしくお金のやり取りが慌ただしい

元禄8年12月17日。
風が吹く。
文左衛門は先日引き取った材木代を松本加兵衛のところへ持っていかす。
桧の4尺5寸(1尺は約30センチ、1寸は役3センチ)の材木43挺、代金は78匁2分、1両で33挺。
椹の半切の材木20挺、代金は25匁2分、1両で286挺。
文左衛門は餅米を1両で1石2斗の相場で理左衛門に預ける。
とりあえず金子2分を手にし、来春には1両を手にするはずである。