2022-11-28 しかし大殿様の屋敷のためとはいえ 鸚鵡籠中記 元禄7年8月5日。彼岸に入り、真福寺で操りが催される。演目は高砂、太夫は笹尾平太夫、その他にも踊りや軽業が行われる。夜、橘町裏で足軽が喧嘩する。文左衛門が鈴木左之右衛門と矢田へ行く途中で道閑寺を通ると、隼人正家来の家が全て崩し壊されていた。それはほとんど火事の後の様相であった。家などは急であったので安値で売り払われた。