名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

舞台の進行も結構変わるんですね

元禄7年8月7日。
文左衛門は加藤平左と辰半刻(午前8時)に御器所へ出かけ、操りを見物する。
演目は盛久、太夫竹本義太夫、ワキは新太夫と喜内。
その面白さは口で表すことはできないほど。
長い興行で、ようやくこの日に隠れて行くことができた。
もっともこれは内緒にしておいた。
この日は義太夫が演じられる。
付舞台では演じず。
前々義太夫では脇三味線弾き竹沢権右衛門が舞台の準備の際に幕の外へ出て語っていた。
或は所望されると役者が準備するまでの間語っていた。
札銭が40文、銭は20文。
未半刻(午後2時)家へと帰る。