名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

行ってみないとわからないのに

元禄7年8月4日。
晴天。
公は大殿様を訪ねる。
帰りに先日崩れた石垣を御覧になる。
玉置市正組大脇十郎左衛門弟が自殺する。
あるいはし損ねるとも。
十郎左衛門は貧乏のあまり、弟を他国へ遣わそうとした。
そのため弟は行先のことを案じ、この如く。