名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これも倹約の影響でしょうか

元禄7年7月12日。
惣打が行われる。
文左衛門は鈴木左之右衛門・近藤杢之助と連れ立って辰刻(午前7時)過ぎに見物に出かける。
帰って来ると日暮れであった。
六郎左、御目付津田権之丞、五十人目付伴逸平治も見物していた。
例年よりも見物が特に少なく、町人女童はひとりもやって来なかった。
小筒、大筒による15間(1間は約1、8メートル)こみ当ては幼少の者が多く、1町(1町は約109メートル)人形、2町幕かかえ火矢玉、8町仏狼機(大砲)、10町火矢は300目、3貫目。
巳刻(午前9時)、公は大殿様を訪ね、未2刻(午後1時過ぎ)、御下屋敷を訪ねる。