名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

だから倹約、倹約とうるさいのか

元禄6年10月20日。
近頃の様子は諸士の困窮が甚だしくなっている。
屋敷替えやその他もろもろで何かと物入りであると。
宰相様は元来利殖が大好きで、5歳の時からしまり屋であった。
そしてそのまま年を重ねられた。
文左衛門が思うには、上の者は良いかもしれないが、下の者から困窮している。
御近衆の輩はどうかんがえているのであろう。