名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

東照宮祭ですね

元禄6年4月17日。
雨が降る。
この日文左衛門は、武野小五郎・徳山七之右衛門・相原政之右衛門・神谷弾之右衛門・石川雲平・加藤平左衛7人と祭礼見物に出かける。
銭241文ずつ出し合い、伝馬町より少し下西側御柄巻屋(刀の柄を巻く商売の)みかみ左平のところを金1分で借りる。
弁当は七之右衛門のところで用意をする。
昼過ぎ、雨が少し止んだので桟敷へと出かける。
この時は7人のほかに鈴木円之助・石川平四郎・徳山庄之助・同丹之助・石川縫右衛門も一緒に出かける。
しかし、降る雨は止まず、仕方がないので弁当を開き、酒を飲む。
少年がその場におり、とても美しい顔立ちであった。