名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

親の助けられたバカ息子

元禄3年7月27日。
夜、岩間平蔵が、江戸より帰り着く。
代わりの者を遣わされ、呼び寄せられる。
翌28日、水野弥次太夫の家で仰せ私がある。
数々の不行届は困ったことであるが、父左五右衛門が御部屋住の頃から奉公しているのでかわいそうと思われる。
御扶持切米を召し上げ、左五右衛門へ下すはずであった15石に3人扶持を下される。舎人町より外へは出ないようにと。
左五右衛門が乱心するのも、平蔵の仕え方が悪いからと云々。