名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これもパワハラか

宝永3年4月4日。
近衛前殿下が熱田に泊まられる。
3月に江戸へ向かわれ、今は京に戻られる途中で、殿上人山形修理太夫・諸大夫近藤筑後守・同修理権充・杉崎右京権充・斎藤左京権進など供は上下200人ばかりと云々。
公からの使い芝山外記、馳走荒川次郎九郎が佐屋まで勤める。
船長屋六左衛門も出かける。
馬廻弓場荻右衛門の小姓千介は笠寺慈雲院の元草履取りであった。
それをを無理にもらい受けて小姓としていた。
先月の末、いろいろなことがあって髪を切り、慈雲院へ駆け込んだ。
荻右衛門が怒って呼び返そうとするが、なかなか戻って来なかった。
今までのところ決着していない。