名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2022-08-01から1日間の記事一覧

何も殴ることはないのでは

元禄3年2月29日。馬場荻右衛門が家で浪人の男を殴る。これは15日の夕暮れにこの男がやって来て、荻右衛門召仕小草履取りの居所を教えてくれと言う。色々と悪口などをいうけれど、その夜は荻右衛門のところに客などがあったので放っておく。またこの日…

絹の布団なら金持ちの子では

元禄3年2月29日。相応寺の東鬼門垣の松林の中に捨子がある。絹の布団などに包まれていたと。

ひっそりと暮らしていたということか

元禄3年2月28日。藩士と思われる鵜川庄兵衛が古渡の妙連寺末寺久源寺において自殺する。懐中には5両1分あったと。近江の者とのことで古渡の百姓が江州へ行き、庄兵衛に縁のある者を尋ねて知らせるようにと云々。10年以上前、庄兵衛はこの地を追放に…

この相続は大変だ

元禄3年2月20日。伝馬町籠屋が女房を切り殺し、娘にも傷を負わせて自殺する。乱心あった。倅への跡目相続を町奉行が申し渡す。

参加者はさぞ驚いただろう

元禄3年2月13日。桜誓願寺で法談を行うが、その高座で乱心する。そして同19日に亡くなる。

それでも自殺はよくない

元禄3年2月12日。朝、大村十右衛門が自殺する。昨年、江戸の政次郎喧嘩であれこれあり、父十兵衛は死んでしまった。しばらくしてまたこのようなことがおこる。何たる不幸であろうか。

早合点とはこのこと

元禄3年2月9日頃。三州の天台坊が城南院へ立ち寄ろうと橘町を通っていると、供の小姓を見ていた目明しの庄三郎がかぶき者と思い込み、召し捕ろうとする。その騒ぎに町人なども集まって来る。天台坊の供とわかって落着する。これが城南院から町奉行へ伝わ…

この手討はわかる

元禄3年2月上旬。都筑金太夫子が米を盗んだ召仕を手討ちにする。