名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

負けたあんたのせいで禁止された

元禄12年9月15日。
最近、新米は1両で7斗5升(1斗は18リットル、1升は1,8リットル)ほどした。
この4、5日は酒屋が米を買わないので急に値下がりし、1両で9斗を超えていた。
酒の値段も上がっていた。
酒屋に触がある。
2分通り(2割増産)酒を作るように。
先月、一色村で相撲が行われる。
人が大勢集まり、相撲は1日に11,12番ほどとるのがやっと。
津嶋の関石割次兵衛という者が名古屋本町2町目井桁屋新介の酒杜氏(相撲名)に負けてとても立腹し、自害するなどと言った。
この後、名古屋の者は他所へ行って相撲を取ることを町奉行が禁じる。