名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

林之右衛門は責任を感じたんだな

元禄10年12月6日。
申刻(午後3時)、戸辺(戸部?)で但州侯(松平友著)表番尾崎只右衛門が但州侯児姓(小姓)役鈴木甚七に殺される。
この事件の前に甚七は江戸を逐電していた。
只右衛門は休憩の暇を賜わり、1日に江戸を発っていた。
この時、御歩行片野林之右衛門が只右衛門に従っていた。
戸辺まで来て、先に林之右衛門が熱田へ向かった。
この間に甚七は仲間2人を誘い、密かにやって来て駕籠の只右衛門を殺した。
そして急いで逃げ去った。
林之右衛門はまたここに戻り、目付にあった後に逐電した。
甚七の親大兵衛などに命じて甚七を探させた。
この後命があり、林之右衛門は帰って来た。