名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

こういう政策をとるほど財政は逼迫

元禄8年10月1日。
曇。
昼前から雨が降り出し、未刻(午後1時)過ぎに止む。
触状が来る。
一 この度の金銀吹き直しを仰せ付けられ、吹き直した金銀が段々と世間に出回っている。
古い金銀と新しい金銀は同じ同じ価値と考え、古い金銀が全て吹き直されるまでは使用や両替なども滞りなく行うように。
上納の金銀についても同様とする。 
一 新金銀は金座・銀座より流通させ、古い金銀と引き換える。
その際には金銀共に増額して交換する。
一 金銀を町人が引き換えが済むまでは、武家やその他の金銀と同額で引き換える。
附 古い金銀は貯め込まず、段々と引き換えるように。
このことは国の隅々まで知っておくように。