名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

どうしてそれがわかったのか、内部犯行か

元禄8年9月24日。
晴れているが風が吹く。
津守様(松平義行)御賄本田忠右衛門という者が願証寺門前で借家住まいをしていた。この夜、親類のお産のため姑1人を残して見舞いに行くと、家の戸を叩く者がいた。
その者は無理やり懸硯箱(小型金庫)を持ち出した。
姑が驚いて声をあげると姑の首を打ち落として立ち去った。
懸硯箱の中には御用金があったと。