名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

天才少年現る

元禄8年8月8日。
愛智郡榊之森で操りが行われる。
太夫は難波紀明太夫
義太夫節義太夫より声が低めだと。
庄松という7・8歳の子がおり、間の狂言に出演し、芸を披露する。
嵐三右衛門六法の振出踊り、物まねなどは大変面白く、皆感動する。
浄瑠璃よりも庄松の見る者ばかりで賑わい、庄松の芸が終わると浄瑠璃を聞かずに帰る者も多かったと。
1日から行われるはずが、雨天のため順延されていた。