名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

これは曲芸だ

元禄6年5月11日。
文左衛門は若宮へ行き、踊りを見物する。
武蔵八郎兵衛は指に煙管をはりつけたり、手や指に杖をはりつけるのは膠(にかわ)を使っているようであった。
また縄をいろいろと切る。
また小刀をふたつ組み、杖の先に置き、鼻に立て指に据え、糸に据え、銭に据え、仰向けやうつぶせになる。