名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

酔っぱらいには困ったものだ

元禄6年5月12日。
文左衛門は石川雲平と若宮へ行き、踊りを2度見物する。
操りを中入りまで見て帰る。
操り浄瑠璃の終わる頃、少し騒ぎがおこる。
町奉行足軽4、5人が十手を持ち出す。
4、5人の玄蕃守中小姓が紅葉屋安兵衛茶屋で女1人を相手に酒を飲んでいたが、酒の上での口論となる。
ひとりの男が刀を抜き、幕を揚げて外に躍り出て騒ぎ出したのを大勢で押し留める。
その後中小姓は追い払われる。
このため若宮・七ツ寺の茶屋を閉めさせる。