名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

謝金の踏み倒しでは

元禄5年12月30日、
城南院がたくさん借金があったため1000両の拝借を願い出た。
寺社奉行林一郎左衛門とはかねてから仲が良くなかった。
一郎左衛門が言うには、この時期なので500両の拝借にしろと言ったのに承知しない間に、この話が伝わってしまった。
しかし、御許しはなく、その上に城南院は知多の密蔵院へ留まるようにと。
その後始末は寺社奉行に任せ、借金等は処理をするようにと云々。
城南院は知多へ行くも、悶々として楽しくもなかった。
これではいても仕方がないと行方をくらます。
志摩兄弟が京に尋ねるも会えなかったので、帰ってきてこのことを申し上げてことを済ませる。
後、この僧は京に住む。