2024-03-15 馬鹿げてる 鸚鵡籠中記 宝永5年6月17日。近頃江戸でのこと。公は酒をとても嗜まれる。五十三次という小さな盃があり、そこには宿ごとの蒔絵が描いてあった。これを並べ置いて、一度に飲むのが美徳とされていた。その後早飛脚という盃ができ、これには五十三次が全部入るもので、五十三次が蒔絵にされており、大体1升2合ほど入るものであった。これも一息に飲むのが美徳とされた。坂井伴助が上り、下り、さらに上りと立て続けに3杯飲むと云々。