名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

宝永5年1月の地震です

地震の記事が多いので地震だけ天気のようにまとめます。
宝永5年1月1日。
寅前刻(午前3時)、長い間地鳴りがする。
宝永5年1月4日。丑半(午前2時)過ぎ、弱い地震のようで、少し地鳴りがしてぎしりと音がする。近頃は同じようなことが昼夜よくあった。
宝永5年1月10日。
亥刻(午後9時)、弱い地震がある。寅(午前3時)過ぎに大きな地鳴りがする。
宝永5年1月12日。
卯(午前5時)過ぎ、地震がある。
宝永5年1月14日。
寅(午前3時)過ぎに地鳴りがする。
宝永5年1月15日。
丑半(午前2時)過ぎ、地鳴りがして地震がある。
宝永5年1月16日。
丑半(午前2時)刻、地鳴りがして小さな地震がある。
宝永5年1月17日。
夜、小さな地鳴りがして、少し揺れる。
宝永5年1月18日。
少しずつ2度揺れる。
宝永5年1月22日。
巳半(午前10時)、大きな地鳴りがする。地震がある。去年10月4日以降でこれほど激しく揺れたことはなかった。しかし、揺れたのは短い時間であった。家内、隣家の者などが外へ走り出たくらいであった。昼前と申(午後3時)過ぎ、少しずつ揺れる。寅半(午前4時)刻、地鳴りがする。
宝永5年1月23日。
卯(午前5時)過ぎ、地鳴りがして少し揺れる。戌8刻(午後8時半過ぎ)、地鳴りがする。その後、少し揺れて地鳴りがする。亥刻(午後11時)、少し地鳴りがする。寅刻(午前3時)、地鳴りがして、大きなの地震がある。その後少し地鳴りがすることが3度ほどあった。
宝永5年1月24日。
寅(午前3時)過ぎ、2度少しずつ地鳴りがする。地震や地鳴りには夜は熟睡していて気づかず、誰も記さなかった。ここに記したのは文左衛門が聞いたものばかりである。
宝永5年1月27日。
昨夜寅9刻(午前5時前)、地震があり、かなり長く揺れる。子(午後11時)頃、地震がある。寅前刻(午前3時前)、地鳴りがする。
宝永5年1月28日。
戌半(午後8時)地鳴りがする。
宝永5年1月29日。昼前、地鳴りがする。