名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

理由もなく手討ちにしようとしたわけではないだろう

宝永4年7月13日。
未刻(午後1時)、桑名町通り堀切すし(筋)新番小頭佐藤清左衛門が悉皆人(家中を取り仕切る人)を討ち損ね、悉皆人は走り去った。
これは内儀が清左衛門を抱きかかえたため。
清左衛門は三尺手ぬぐいを巻いたまま追いかけた。
途中でそれがほどけて清左衛門は転んでしまった。
その様子は見苦しかったと。
悉皆人はみその(御園)西かみ(上?)三宅逸平治北隣浅利弥之助のところへ走り込んだ。
そしてここで死んでしまった。