名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

でも罪には問われてないのか

元禄15年11月25日。
猪谷只四郎は瑞公(光友)からためし物の用を勤めるため10人扶持を下される。
只四郎は忠蔵の子ではなく、今井左利知右衛門妹の子であった。
父は生倉松伯という町医者であった。
松伯が死んで左知右衛門が引き取った。
金15両を付けて密かに忠蔵へ遣わした。
忠蔵はこれを実子と偽っていた。
戌刻(午後7時)、松井十兵衛が双六をしていて倒れ、中風が再発する。
しばらく話はするが聞こえないようで、段々話さなくなる。
汗が吹き出し、鼾をかきながら眠るが意識はなし。