名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

絶対祟りがありますよ

元禄7年7月27日。
近頃、浅井孫四郎が病死する。
日頃、様物を切ることを仕事としていた。
病となって大いに身を悶え、痛い、痛いと叫ぶ声が町中に響き渡った。
また、かつて胴を切った者が現れたと恐れおののいた。
仲尼(孔子)曰く、悪例を始めた者に後はない。
猪谷忠蔵も妻をふたり殺し、また子どももなかった。
これを止めなければ、どんな災いが起こることか。