名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

勤務中に酒を飲んでの失態、これは今なら懲戒免職

元禄9年4月10日。
雨が降る。
その後、降ったり止んだり。
午(午前11時)より晴れる。
近頃、井野口六郎左組の衆が御深井丸御番の際に泥酔して転び、脇差の鞘を打ち砕いてしまう。
或いは弓を多門の上から落とすとも。
中間の脇差を差し、その間に家から取り寄せたと。
誰かはわからず。
このため六郎左組へは番所では行儀良くし、酒や菓子などを持参しないよう言い渡しがある。