名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

ちゃんと城下を見るのも大切では

元禄7年8月14日。
文左衛門は拝謁に参上する。
辰7点(午前8時半)、公は大殿様を訪ねる。
巳9点(午前11時前)に帰られる。
新規の御目見が18人ある。
御帰りの際、二之丸へ行かれる。
13・4ばかりの2人と簾(すだれ)を持った壮年1人の町人3人が汚いなりで東の角にうずくまっていた。
押し者は気づかなかったのか追い払わなかった。
公がこれを御覧になり、何者かと尋ねられた。