名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

集まった額に比べれば進物など大したことないのでは

元禄7年4月11日。
晴天。
通所(東別院)へ老若男女がたくさん集まる。
立錐の余地もなく、人々が押し合いへし合って赤ん坊2、3人が押しつぶされる。
その他老人が気絶し、踏み倒された者の数はわからず。
剃刀をいただく者は2日で700人余り。
諸士は1万人とも。
光友公へ献上物は黄金3枚、晒布50疋、一種両荷(肴に酒樽ふたつ)、その他御家老、御老中、寺社奉行、国奉行、町奉行、同じく同心寺社10人衆までそれぞれに進物がある。
2日で700両余りの金子が集まると。