名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今なら何が見えるのか

元禄4年7月16日。
建中寺山門が開く。
文左衛門は初めて階段を踏み、雁木を伝って九折を上る。
四方に素晴らしい眺めが広がっていた。
北には高い山がそびえ、そこに雲がかかっていた。
南には伊勢湾が広がり、遠くには船の帆が風をとらえていた。