名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

今の花見といっしょですね

文政5年3月。
堀川の花が段々咲き始め、今年は大賑わいとなる。
水茶屋、料理茶屋、菓子屋が軒を並べる。
(中略)
桜の間には茶屋が2軒ある。
上の茶屋は黒のれんに白抜き、そこに吉と染める。
水引のれんはうす花色に丸に沢瀉(オモダカ)の朱紋、黒い縁の御簾をかける。
下の茶屋にそうようなものはなし。
その他にすし屋、大和茶菓子屋がびっしりと並ぶ。