名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

行かなくて病気になるよりは濡れる方がましかも

元禄7年6月16日。
暁前から雨が降り始め、雷が鳴り、4、5度で止む。
その後雨、もしくは弱い雨が降る。
嘉定(疫病除けの行事)が例年の通り行われる。
辰半(午前8時)に始まり、巳1点(午前9時過ぎ)に文左衛門は参上する。
そして饅頭を頂く。
野呂瀬紋三郎が御座敷でころぶと。
大殿様にも嘉定の御祝儀がある。
午4刻(午後0時30分)、風が舞い、雨が降るが、しばらくして止む。
その後夕方までは弱い雨が降る。
そのため祭礼見物の輩は濡れる者が多かったと。