名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

こんな人のお家でも続いていたのか

元禄7年閏5月8日。
晴。
正午すぎると黒い雲が坤(南西)の方角から渦まきながら流れてくる。
雷が鳴り、雨が降る。
しばらくすると晴れて日の光がさす。
山吹兵助の裏の柳の木に雷が落ちたと。
山崎半九郎が熱病で死ぬ。
倅2人も熱病を患う。
半九郎曽祖父は誰もが知る無法者であった。
或いは17日に手討にしたとも、或いは罪もない僕を釜の下で焼き殺したとも。
世間では御釜藤兵衛と呼んでいた。
積もった悪行が子孫に伝わったのか。