名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

無理をしたのかな

元禄6年10月10日。
雨が止む。
この日辰の刻(午前7時)、中野分蔵が屋敷へ出仕する。
これは大和守が昨日到着したため。
書院には大勢が並びいたが、分蔵は静かに仰向けに倒れる。
人々は驚いて助け起こすと、げっと吐き、終に息が絶えてしまう。
次の間に入れて介抱するが叶わず。