2022-11-08 無理をしたのかな 鸚鵡籠中記 元禄6年10月10日。雨が止む。この日辰の刻(午前7時)、中野分蔵が屋敷へ出仕する。これは大和守が昨日到着したため。書院には大勢が並びいたが、分蔵は静かに仰向けに倒れる。人々は驚いて助け起こすと、げっと吐き、終に息が絶えてしまう。次の間に入れて介抱するが叶わず。