名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

おおー、ぼろ儲け

貞享4年6月17日。
3両で岩植木(盆栽?)を買った町人から、石だけを二百石目付で後に足軽頭となる津田元右衛門跡取りが3両、小山市兵衛や1両2分ずつ出し合って買い取る。
市兵衛が引き取った石は少し欠けてまばゆく光っていたので京へ遣わし、緒〆(緒締)の玉にと磨かせてみると、玉屋がこの石は瑪瑙(メノウ)だと言いだす。
もしこの石のことを所司代にも届けないので、このまま売ってくれるのであれば17両でいつでも引き受けると云々。
この計算だと、残りの大石は大体3万5千両ばかりになると云々。