名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

2024-01-01から1ヶ月間の記事一覧

処罰が目白押し

宝永4年3月27日。建中寺に昨年盗みに入った4人が獄門となる。胴は様物となる。この他は追放となる。酒屋清六は戸を縛る。高橋政右衛門ならびに女の塩漬けになった死体はともに磔となる。水野惣右衛門歩行の者は斬罪となる。夫のある女の面倒をみた罪で…

この夫婦には何が

宝永4年3月25日。九郎宅で平田半右衛門の逼塞が許される。近頃、久野杢太夫歩行の者で久屋で家を借りていた石原庄左衛門が女房を叩き殺す。

なかなか立派なお屋敷です

宝永4年3月24日。役所帰りに勝蔵へ出かけ、酒や食べ物を頂く。そこから山城守中屋敷を見物する。斎藤喜平太の造った仮山(築山)であった。幽谷・湛水・青竜石・猿飛岩などもある。澄心堂の額ならびに序文は万治子年の陳元賛であった。乾(北西)の大榎…

全順院たちは2月に押籠

宝永4年3月18日。全順院・養寿院が東屋敷の揚り屋に移る。加藤岡右衛門の逼塞が許される。

どんな人使いなんだ、パワハラ上司

宝永4年3月17日。申(午後3時)過ぎから文左衛門は瀬左・曽右と出来町萱葉池から矢田のあたりへ出かける。大曽根から日が暮れてから帰る。夜は大流星。留書奉行尾崎重治郎は病気のため願いを7月に聞き入れられる。しかし、人使いがとても荒いのでこの…

仏様のために宿をとる

宝永4年3月14日。京の永観堂の仏が熱田に宿泊する。江戸へ向かう。

いかなる理由で

宝永4年3月8日。熱田二の鳥居(井)の東の田んぼで女を殺し、男も死んでいた。

こちらは大火事

宝永4年3月4日。子刻(午後11時)から寅刻(午前3時)まで濃州高須で大火がある。本願寺寺(ママ)から火が出て、町屋は残らず焼失する。近頃、大曽根円満院の僧が逐電する。

あっさりした報告

宝永4年3月4日。夜、苅安賀で火事がある。

目的はまた芝居

宝永4年3月3日。朝早く文左衛門は彦兵殿へ出かけ、対面する。帰宅してまた出かける。勝蔵・市兵衛と円水で酒などを頂く。住職が入ったので善篤寺へ200文を持参し、大須へ向かう。竹田からくり、八徳可〆斎(?)ならびに浄瑠璃。竹本林太夫を2座見て…

大喜びしただけなのに

宝永4年3月2日。歩行衆巻沢団右衛門が乱心のため、川村半太夫が道中を警固し、この日尾張に到着する。東屋敷に入り、近藤久右衛門に渡す。団右衛門は初め足軽から取り立てられ、当時は本寿院様附であった。先月12日に役替を仰せ付けられる。大喜びして…

宝永4年3月の天気です

宝永4年3月1日。曇。東風が吹く。未半(午後2時)から雨が降る。日が暮れて雨は止む。宝永4年3月2日。晴。宝永4年3月3日。曇。巳(午前9時)から晴れる。宝永4年3月5日。晴。宝永4年3月6日。昼前から曇り、寒い。その後、晴れる。夜更けに…

暗い話題だなあ

宝永4年2月25日。作事奉行鈴木弥右衛門に命じて江原権平治の空屋敷を修繕し、夜のうちに建中寺の寺家全順院・養寿院を押し込める。足軽頭馬場三右衛門がこの番をする。少し前、津守様(松平義行)衆鈴木瀬兵衛の21になる子が高須で乱心して自殺する。

血が騒ぐか

宝永4年2月22日。彼岸に入り、大須で3芝居が行われる。十三郎・竹田・からくり。

いちおう初婚です

宝永4年2月21日。但馬守様(松平友著)の納采、この日、正親町大納言殿に遣わす。番頭鈴木十兵衛、用人河合文五左衛門両人が使いであった。この両人は輿入れまで京に逗留し、輿について江戸へと下る。

跡取りがいなかったんですね

宝永4年2月19日。近頃、巾下小普請鈴木孫左衛門が死に、屋敷を取り上げる。

打ち捨ては死罪です

宝永4年2月19日。近頃、熱田白鳥あたりで飛騨山材木問屋七兵衛という者に召仕える女を同僚の角前髪が外で切り殺した。逃げるところを捕まえ、牢に入れる。後に男は打ち捨てとなる。生まれの飛騨では請状5通が見つからずと。

危ないし、消火活動の妨げになる

宝永4年2月15日。火元へは馳せ集まらないようとの廻文がある。

優雅だなあ

宝永4年2月12日。申刻(午後3時)から文左衛門は瀬左と御用水のあたりを散策して帰り、夕暮れにかねてからの約束の通り加兵へ出かける。船越安兵もやって来る。子(午後11時)過ぎに帰る。

暇を出されてしまえば元の木阿弥

宝永4年2月9日。近頃、町野助左衛門が尾州に戻ると箱根までやって来たが、過ちをしたと偽ってまた江戸へと戻った。心底から江戸にいたいばかり。このため暇を出される。

火事の後に何をしてるの

宝永4年2月7日。文左衛門は朝食後巾下あたりへ出かけ、小一で酒を頂く。そこからあちこち廻って未(午後1時)過ぎに帰る。

こりゃ中々の大火

宝永4年2月1日。酉半(午後6時)、白壁町角の久松弥一右衛門の奥から火が出る。ちょうど乾(北西)の風が強く吹いており、すぐに成田紋太夫のところへ燃え移る。風は段々とおさまる。成田紋太夫のところでは土蔵に至るまで残らず焼失する。佐々木岡右衛…

宝永4年2月の天気です

宝永4年2月2日。薄曇。深夜から雨が降る。宝永4年2月3日。雨。夜更けからジメジメする。宝永4年2月4日。雨は巳(午前9時)前から止む。1晩中ジメジメする。宝永4年2月5日。雨が巳(午前9時)から止む。曇。宝永4年2月6日。晴。夜、曇る。…