名古屋の町は大騒ぎ

名古屋でおこった江戸時代の事件を紹介

心中ですな、これは

元禄17年2月23日。
伏見町医師張振悦の乗り物舁き杢助(介)27歳と松下の者召仕の女しげ38歳が朝早くに出かける。
ぬけ参宮でもしたのかと怪しんでいると御器所大池の堤の上で女が切り殺されていた。
打ちかた処(肩の下?)を1ヶ所切り、首を半分ほど擦り切り、杢助も腹を切る。
切れなかったので鳩尾(みぞおち)を突くも、すぐには死ねず、その夜に死ぬ。
巳刻(午前9時)のことであった。
女には夫も子もあった。