2023-07-30 博奕で身を滅ぼした 鸚鵡籠中記 元禄16年5月29日。隼人正組150石荒川十左衛門が死ぬ。十左衛門はは博奕宿をやっており、根っからの博奕打ちであった。しかし、極貧であった。この度婿の主膳が捕らえられたことにより罪は免れないと、冷麦ところてん、李(すもも)などを食べ、毒にあたって死ぬ。その量は500とも。毒を飲んだとも。妾と13になる男の子がいた。9月4日に知行・家屋敷を指し上げ、跡目を断つ。