2022-06-06 樹木の病気 鸚鵡籠中記 貞享4年4月初め頃。比良の社にある椿の木に人の手のような餅がなるとのことで見物する者がある。薄よもぎの餅のようで人の手というより、色からすると猿の手に似ている。相応寺筋の侍屋敷の榎にはうどんが生えたとのこと。いずれも湿気による木の病であった。